鉄道博物館に行ってきた
年の瀬がせまってきた今日、ついに行ってきました。鉄道博物館。
場所は埼玉県さいたま市。
今年10月にオープンして以来、ずっと行きたかったのですが、人が少ない平日を狙っていたらこんなに遅くなってしまいました。
入り口は自動改札になっています。suicaでもOKですよ。
歴代の名車が一堂に。鉄道博物館(以下「鉄博」)の車両数はすごいです。
以下、深みにはまる記事が始まります。頑張ってついてきて下さい。
東北・上越新幹線200系。
後ろから見るとガンダムっぽい。かっこいいっす。
下からの写真。一部の車両は車体の下に潜れます。
新幹線のパンチラ。萌えー。
背面といえば、クハ181の背面。
トイレの汲み取り用タンクが見えます。
こんど行かれる方はトイレのタンクをご覧になってください。
クハ181はこれです。
こちらもご覧になって頂きたいアイテム。C51の車輪についているパイプです。坂道で滑らない様に砂が出てきます。
さらにコアなものを見たい方にはこちら。
20キロから50キロまで色々な種類のレールが展示。圧巻です。
これ一式欲しい……。
申し送れましたが、僕は無類のレール好きです。
ポイントを操れる快感。
クロッシングポイントの仕組みがわかる模型。車輪がああなってこうなって…….。
こ、これも欲しい。
さて、展示されている車両は引退したものが多いです。いまいち馴染みが沸かない中、数少ない現役車両が。EF66。
東海道線などで走っています。デビュー当時は世界最大の出力を誇った横綱級電機。
間近に見れて感激です。
「博物館」という性格上、過去の車両が多いのは仕方がないですが、来館者の大半を占める子供にとって
本当に面白い施設なのか?とちょっと思います。
そんなお子様でも十二分に楽しめるのが鉄道模型の展示。
手前から、スーパーレールカーゴ、81、サンライズ、スーパーひたち、はくたか(ほくほく線仕様)、湘新ライン、スーパーあずさ。
ジオラマの花形は新幹線ですが….
会場が一番盛り上がったのは、これ。
地元のコミュータートレイン、埼京線。お子様達が「埼京線!埼京線!」とヒートアップしていました。
今、日本で一番注目されている埼京線がここに。
ジオラマには家や人形が置かれています。これも要注目。
防波堤にたたずむ不倫風カップル。
駅前のロータリーにはsuicaペンギンが。芸か細かい。
ガススタ店員と近所の主婦の密会か。
高原の駅に集まる観光客。
ジオラマ(鉄道模型の世界では「レイアウト」と呼びます)では情景を表現するのに命をかける訳でして、レイアウトからかもし出される
日常感や人の息づかいと感じる楽しみがあります。
そうそう、201系の先頭にはカメラが仕込まれていて、リアルタイムに車載カメラの映像を見ることが出来ます。
御茶ノ水の交通博物館時代のレイアウトから変わったのが、車両の速さ。
以前は思いっきり飛ばしていたのが(見た目は派手でいいんですが、見る人が見ると、山手線が時速150キロで走っている様に見えます)、鉄博では速度を忠実に再現しています。一見ノロノロ走っている様に見えますが、これが忠実な速さ。
一般ウケを狙わずよくやった!心の中で拍手。完成度高いです。全長1キロ超の一大スペクタクル。
でも、レイアウトを見るには一時間くらい並ぶ必要があります。(定員制のため、開始30分まえくらいまでに並んでおいた方がいいとおもいます)
並ぶといえばこちらも。
往年の食堂車を運営していた「日本食堂」のレストラン。懐かしいカツカレーなどが食べられます。
15分くらい並んでいました。
そして一番並ぶのがミニ運転列車。
僕が鉄博に来た一番の目的はこの「ミニ運転列車」。小型の列車に乗り込んで自分で運転できるアトラクション。
信号や速度制限に従って運転する必要があり、なにげに本格的。
確実に整理券をゲットするには3時間並ぶ必要があります。並ばれる方はDSとか本とかを持っていくのをオススメします。
鉄博が開館するまでは九州鉄道記念館にしかなくて、
門司まで行こうかどうか悩んでいました。知り合いにこの話をしても「面白いのそれ?」という反応だったのですが、
やはり鉄博では一番の人気アトラクションでした。
写真は運転台。本物そっくり。元車に応じてコントローラーが変わるところもすごい。
車内は大人にとってはちょっと窮屈です。
これは運転席からの眺め。
後部座席には2人乗れます。定員は運転士含め3人。
運転の方法は簡単。レバーを手前に倒せば加速、奥に倒せばブレーキ。
速度計にランプが丸くついている速度まで出せます(カーブや前の列車との間隔によって制限速度が変わります)、
制限速度を超えた場合は自動でブレーキがかかります。ATP-Sの様なイメージです。
実際に運転した様子を動画でどうぞ。
スピードメーターは90km/hを示していますが、実際は20km/hくらいののんびり速度です。
小さい電車がコトコト走る様子は可愛くてナイスです。1回200円、とリーズナブルなのもグッド。
あ、これは本物。
鉄博には他にもいろいろいぶし銀の設備や展示があります。
電車のブレーキパッド。意外と柔らかかったです。
昔の京浜東北線のサボ(車体側面の表示板)。ナショナルっぽい字体。
特急列車は格好の休憩場所です。飲食可能な車両もあります。
ディーゼルカーの燃料って透明なのか。
これは台車をバラして再組み立てする体験。作業服まで再現しているのがすごい。いつかやるぞ。
ヒストリーゾーン2階にある出窓。本物の電車が見放題。休憩にどうぞ。
結局、8時間も滞在してしまいました。
満足満足。
お帰りの前に鉄博の近くにある松葉納豆で第2回納豆鑑評会最優秀賞の納豆をどうぞ。豆の味が良く出ていてリッチな美味しさです。
内容が沢山で1日いても飽きないスポットでした。
また行きたいと思います。
鉄道博物館
〒330-0852 埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番
開館時間:10:00~18:00
休館日 :毎週火曜日および年末年始(12 月29 日~1月2 日)
交通機関:JR大宮駅よりニューシャトル「鉄道博物館駅」徒歩1分
H.P.
AGENT: KDDI-SA3A UP.Browser/6.2.0.13.1.4 (GUI) MMP/2.0
ここには一回でいいから行きたいですなあ!うらやましい
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)
まんぼうさま
ボリュームがたっぷりですので、ぜひいらしてみてはいかがでしょうか。
ただ、運転席には入れないので(将来解放されるかもしれませんが)、鉄な方には碓氷鉄道文化むらの方がオススメです。すいていてじっくり見れるのもナイスです。
ただ、群馬県というのがタマに傷ですが。