御茶ノ水~神田間にある廃駅

JR中央線の神田~御茶ノ水間を乗っていると、ホームらしきものが見えます。

これ、実はだいぶ昔に廃駅になった「万世橋駅」のホーム。
(場所はこのへんです)
今回はこの旧万世橋駅の構内を見学して来ました。
(2ヶ月ほど前に調査依頼をいただいた件になります。遅くなりましてすみません)
万世橋駅跡地に建つ「交通博物館」の中から入ります(交通博物館に申し込む必要あり)。

博物館内の隅にある一つのドアを開けると、いきなり戦時中にタイムスリップした様な空間が(万世橋駅の廃止は1943年)。

この小部屋、見学者が入ると照明が落とされ、スライドが上映されます。
ちょっと幻想的です。

スライドによると、万世橋駅は、かつては中央線の始発駅として非常に栄えたんですが、
中央線が東京駅まで延伸した為に万世橋駅が単なる通過点になってしまい、利用者の激減もあって1943年に
廃駅になった、との事です。
国際線が出て行ってちょっと寂しくなった伊丹空港を思い出しました。
この扉の向こうには何が(立ち入り禁止)。ちょっと怖いです。戦中から手付かず、と思うとさらに。

階段を上がり、ホーム方面に向かいます。おそらくタイルなどは昔のままだと思われます。グーニーズみたいです。

階段を上りきって見える景色。青空が気持ちいいです。ホームが見えます。

実はホームの上を歩くことはできません。
こんなシェルターの中から見るだけです。
そういえば、ドラクエでこんなシチュエーションがあった気がします。
見えているんですが、壁に囲まれて行けない場所。

ちなみに、走っている電車から見た場合、こののぞき窓はこんな感じで見えます(クリックで拡大します)。

ではそろそろ戻ります。あ、この駅名標はレプリカですね。新しいです。

交通博物館に戻ってきました。
いつもの景色です。
ジオラマとそれを見つめる幼稚園児達。

山手線のシミュレーターを待つ大人たち。

あそこにある扉の向こう側はすごいことになってるぞ!って皆に言って回りたい気分でした。
手軽にタイムスリップ感を味わうにはうってつけのスポットだと思います。
廃墟好きの方はぜひどうぞ!

旧万世橋駅遺構特別公開
期間:2006年1月11日~4月28日まで(月曜休み)
場所:東京都千代田区神田須田町
※詳細は交通博物館H.P.をご覧ください。

senbei
  • senbei

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